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付下げ シリーズ花万葉 咲き映えの馬酔木にたたずむ

価格(税込):
275,000
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万葉花とは、万葉集に登場する160種以上の花で、私たちの目にふれることがあまりない地味な花もありますが、ほとんどが日本原産の身近にある植物です。往時の詠み人たちは、草花と共に暮らし、様々な想いをそこに馳せていたことが感じられます。そんな日本人の感性を現代風に着物に表現したのがシリーズ「花万葉」です。
万葉集に登場する素朴でやさしい花々を、抽象的に図案化し、シャープさを加えたデザインで展開。いずれも品のよい地色目で、袋帯から名古屋などさまざまな帯に合わせやすい付下げです。年齢を問わず、華やかな帯や帯揚、帯〆で晴れやかに若々しく、またシックな金地や白地でまとめたり、黒地の帯など結べば粋な仕上がりになりそうです。
生機(きばた)(生地質)は3種それぞれ異なり、杜若はしっとり、馬酔木は手触り感強く、編傘百合は綸子のような照りがあります。特に編傘百合は2種の縦縞が全体に流れたしゃれた作品です。
袷仕立てがお勧めですが、杜若は5~6月の花なので春単衣に仕立てても重宝する一枚になりそう。モダンな印象ですが、はんなりとやさしい印象に仕立て上がり、上質の生地感から冠婚以外のきちんとしたお席で栄えるお誂え得な付下げです。

こちらの着物はベタ色付けのところは「色糸目」の技法によるものです(友禅染めは馬酔木、編傘百合の花の白部分のみ)。色糸目とは、糊に染料を混ぜた色糊で糸目を置き、洗い落としても置いた部分に糊の色を残すものです。一般的な糸目は糸目を置いて色染め、洗いをかけると置いた部分は白のまま、そこにまた色を挿すなどの工程になります。色糸目は仕上がりがきれいで、糸目よりむっくりしたやわらかい図案に仕上がります。
ただし取り扱いがとても難しく、“撃ち合い”という、少しでも生地が重なったり、触れたりすると、すぐに互いの色が移る扱い難い技法です。色糸目は糸目を生地に置いていきながら、常に反物全体の状態を監視し、撃ち合いをしないように気をつけていなければなりません。特に蒸しに入れるなど次の工程を移す時は細心の配慮が必要です。
今回の図案を、普通の糸目で友禅染めの仕上げにすると、やぼったい風合いになると判断した作家が、あえて困難な技法で、かつこれだけの色数を駆使する色糸目の技を取り入れました。着物の図柄には、実に深い技と感性と、携わる多くの作り手の想いが込められています。特にこちらの作品では、その丁寧さがお召しになった着心地で感じられると、自信をもってお届けできる一枚です。

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