現在のカゴの中

合計数量:0

商品金額:0円

カゴの中を見る

付下げ 伝ふ蔦しとやかに心つなげ

価格(税込):
315,000
数量:
同じ技法で薔薇と蔦をモチーフに小紋調の付下げとしてデザインされた着物です。同じ柄が全反に流れるので小紋と思いがちですが、付下げ小紋は図柄の向きが一反の中で配慮されています。着物は袖も身頃も縫い目なく、前から後ろへと柄がつながっていくので、柄に上下があると、袖山でその柄がひっくり返って仕立て上がります。そこで、染める前の反物の段階で肩山の位置を計り、柄付けされるのが付下げ小紋です。仕立てたときに、前後の袖の柄向きは同じになっています。これは“わかる人にはわかる”柄付けです。ただ、格でいうと小紋と同格になるので、カジュアル使いとしてお勧めします。気軽にお食事会や観劇・鑑賞、デートなどのお出かけ着として重宝しますよ。またどちらも帯合わせが幅広く応じられるので、楽しめる着物です。着てゆく先に合わせて、白地、クリーム地、金銀系の帯から、可愛らしくピンク地の帯などでも栄えそう。薔薇柄には黒地の帯をもってくるとちょっとレトロ調な風合いも出せます。半襟でも遊べるので、コーディネートが広がり、和装の味わいを堪能できる着物です。

こちらの作品はロウケツ染めの一種「ダンマル」技法によるものです。ダンマル液は、染色の色がもぐる(糸目に染み込み重みのある色に染まること)ため“むっくり”とした独特の風合いに染め上げます。液の濃度によって、染色の色をもぐりやすくしたり、または白さの加減を図るので、配分が非常に難しい技で、高度な職人の手仕事です。職人の感性、長年の勘によるタッチを活かすダンマルは、手描き風な味わいを活かしたデザインになります。友禅よりもやわらかい風合いに染まり、影や光の部分を個性的に表現しやすい技法がこちらの付下げには費やされています。
今回の薔薇、蔦も一反、一反、ダンマルで全柄を手描きし、引き染め、蒸し入れ、そして白の調整に合わせてさらに目引き(色を上がけして染める)し、少しずつイメージした白の仕上がりになるまで繰り返します。それが写真のような薔薇や蔦の白の部分に地色がじんわりと入り、白柄が浮いた軽い仕上がりではなく、重みのある“むっくり”した白が創られます。手描きなので同じものは二つとできませんが、味のある白の浮きぼりは職人の心血注いだ証。友禅では出せない白の持ち味を、全反ふんだんに散りばめた技巧高い作品は、お召しになる方の輝きをも引き立てることでしょう。

この商品に対するお客様の声

この商品に対するご感想をぜひお寄せください。